錦鯉の歴史(History of Nishikigoi)
錦鯉発祥の地は、新潟県中央部の古志郡二十村郷(現在の小千谷市、長岡市の一部)で、約200年前(江戸時代の中頃)にマゴイから突然変異した変種を観賞魚として養殖したのが始まりと言われています。以来、大正時代に紅白、大正三色、昭和初期に昭和三色の主要品種が作出され、現在では80種以上の品種が作られています。
Nishikigoi originated in Nijumura-go, Koshi-gun, central Niigata Prefecture (now part of Ojiya City and Nagaoka City). It is said that it was first cultivated as a fish. Since then, major varieties of red and white, Taisho Sanshoku, and Showa Sanshoku were produced in the Taisho period, and more than 80 varieties are currently produced.
錦鯉あれこれ

錦鯉を代表する三品種(御三家)
〇 紅白(こうはく)
Kouhaku: White skin with red patterns. The most popular basic breed of Nishikigoi

紅白(こうはく):白色の地肌に紅の模様が入った物。最もポピュラーな錦鯉の基礎品種
〇 大正三色(たいしょうさんしょく)
Taisho Sanshoku: White background with red and black patterns. The name Nishikigoi was given after this species was created, and is a representative breed.

大正三色(たいしょうさんしょく):白色の地肌に、紅と黒の模様が入ったもの。錦鯉の名は本種ができてから付けられたもので、代表的な品種
〇 昭和三色(しょうわさんしょく)
Showa Sanshoku: The basic one has a red and white pattern on the black skin and a black pattern at the base of the pectoral fin.

昭和三色(しょうわさんしょく):黒色の地肌に紅と白の模様が入り、胸鰭の付け根に黒い模様が入ったものが基本となる
錦鯉の輸出
錦鯉は国内だけでなく、国外でも人気が高まっており、昨年は48億円を計上して、過去最高の輸出金額となりました。
香港、アメリカ、中華人民共和国、ドイツ、オランダ、インドネシアの上位7か国輸出金額の60%を占めます。
中国や東南アジアでは、特に御三家といわれる品種(紅白、大正三色、昭和三色)が好まれています。
一方で欧米では、比較的小型で手ごろな価格帯で、多様な種類の錦鯉が好まれる傾向にあります。

錦鯉の養殖現場について紹介した映像

錦鯉が世界に輸出されていること知らなかった!